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Interview

もっと良い未来

りっけんInterview

2022年6月16日(木)

【宮崎】「なないろの明日をつくる」くろだ奈々候補者

プロフィール

1973年8月1日生まれ
1997年 熊本大学 理学部地球科学科卒業
1999年 熊本大学大学院 理学研究科地球科学科修士課程修了
2004年 NPO法人ドロップインセンター設立
2017年 NHK宮崎放送局 気象キャスター

大学で地球科学を専攻していますが、なぜこの分野を選びましたか?

 もともとは医学部への進学を目指していましたが希望通りにはなりませんでした。二浪も覚悟しましたが、熊本大学理学部の地球科学科で二次募集をするということを知り、ならばと申し込んでみたら合格できました。
 授業が始まるとこれが結構楽しくて、そのまま大学院に進み、修士課程まで修了してしまいました。野外に出て地質調査などのフィールドワークは得意ではなかったので、友人たちは、私が大学院まで残るとは誰も思っていなかったようです。

NPO法人を設立した経緯を教えてください

 大学院を出てからは、質量分析の研究をしていました。その時使用していた分析器がドイツ製で、日本に数台しかないというものでした。オペレーターもドイツから呼ばないといけない。このシステムを習得するうちにコンピューター関係に詳しくなりました。その後知人の紹介でITのベンチャー企業に勤めました。小さな会社でしたが、自ら企画し進めていくことを学びました。結婚後に宮崎に来たのが2001年でした。
 ある時ハローワークで検索していた時、NPOがヒットしました。そのNPOは子ども向けの文化芸術活動などをしたり、街中でコンサートをしたり、お店屋さんごっこをするなど、子どもたちに体験の場を提供する団体でした。そのNPOで臨時職員として6カ月働く間にNPOの仕事に魅力を感じていました。それで2004年に「NPO法人 ドロップインセンター」を立ち上げました。
 この「ドロップインセンター」は、在宅で子育てをしている親の支援を中心にやりたい人たちで集まり設立しました。そのころ子育て支援と言えば、だいたいは保育所を作ることで、これは働く親のための支援事業でした。一方、専業主婦で子育てしている親は、世間から「のんびりと家にいて、子どもと遊んでいられて楽だね」と思われがちで、肩身の狭い思いをしている人も少なくありませんでした。社会からも孤立しがちで、一人での子育てには大きなプレッシャーも抱えていました。そのような親たちを支援することで、まず親が元気になる。それが、子どもたちへの支援につながるんだ、という実感がありました。
 また私は理系なので、子どもたちにも科学に関心を持ってもらいたいと思っていましたので、科学教室を開いて教えたりもしてきました。

政治を目指す、立候補を決めたきっかけは何ですか?

 きっかけは、以前から知り合いだった山内佳菜子さんが2021年の宮崎県議補選に立候補し当選したことです。私は、「一緒に勉強して社会を変えていきたいので、山内さんは政治で、私は草の根の活動でともに頑張りましょう」というメッセージを送りました。
 それまでも、選挙があるたびに、「あなたみたいな人に頑張ってほしい」と、いろいろな人の背中を押してきました。「女性が政治に参加しなければいけない」と言い続けてきて、男女共同参画の活動もして、議会に対して、女性の割合が低いから私たちの生活課題が解決できないと言っていながら、「あなたも出ませんか?」と言われたときに、断ったらこれまでしてきたことが全部嘘になってしまいます。出馬を依頼されたら「できません」という選択肢は私の中にはなかったと思います。「じゃあ、やります」という感じで。すごい決断というものではなく、「次はあなたの番ですよ」「ハイ」、みたいな感覚でした。
 なので、渡辺創衆院議員から立候補の打診を頂いたときに、説明を聞いて1時間もしないうちに、その場で「やります」と返事したところ、渡辺議員が、「いや、一度家族に相談してからでもいいですよ」と。私は、「夫も反対しないと思うので、ここで返事します」と答えました。
 これまでの活動の中で、自分たちの頑張りだけではどうにもならないという実感はたくさんありました。それがずっとくすぶっていて、パッと火が付いたという感じですね。
 帰宅して夫に選挙に出る意向を伝えたところ、「いつかはそうなるとは思っていたが、いきなり国政とは思わなかった」と言われました。

力を入れたい政策は何ですか?

 中山間地域での人口減少に取り組みたいと思います。そして第1次産業の安定的な運営に係ることや所得補償などです。安心して安定的に、かつ豊かに第1次産業を続けていけるような、もっと発想を転換した施策を打たないといけないと思っています。
 私が2拠点生活をしている1つの宮崎市高岡町和石(よれし)地区では、人口が多い時と比べ3分の1になってしまいました。後継者のいない放置された農地はどうなっていくのだろうというのが集落の心配事になっています。
 中山間地域に人が住むということは、そこで営みができるということ。小さな里山でも成り立つ農業の在り方が絶対あるはずです。しかし今、農業支援は大規模化するビジネスの視点ではよく語られますが、家族で食べていかれるだけの農産物を生産するような小規模の農家への支援は薄いと思います。地球にやさしく環境に負荷を与えず、自分たちが毎日食べるものを淡々と生産してきたこれまでの農業が否定されているような気がします。規模は小さいけれど、安心。安定して農業ができる方法があれば、そこでお米を作り続ける人がいるし、林業をやり続ける人がいるし、漁村では魚を取り続ける人がいます。それが人口減少への歯止めにもなるし、中山間地での第1次産業を守ることにもつながると思います。

宮崎県のお勧めは何ですか?

 近所のおばちゃんからもらう「かからん団子」ですね。「かから」は、サンキライという植物で、その「かから」の葉っぱで団子を包んだものです。これがものすごく美味しいんです。それぞれの家で味があって、〇〇さんの家のはもっちりしているとか、食べたらわかるくらい個性があります。今頃はちょうど田植えの時期で、近所の方が差し入れで持ってきてくれますが、別名で「田植えだご」とも言います。機会があればぜひ食べてみてください。

くろだ奈々
総支部長
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